風力発電のメリットとデメリット

風力発電

 風力発電は多くのメリットを持ち、日本国内だけでなく世界中で導入量が年々増加していますが、導入量の増加とともにいくつかの課題も浮上しています。

 風力発電の普及の原動力となっているメリットと、今後解決すべき課題(デメリット)には以下のようなものがあります。

風力発電のメリット

 風力発電のメリットには以下のようなものがあります。

  • 発電時に二酸化炭素が発生しない
  • 発電時の燃料費が無料
  • 他の再生可能エネルギーと比較して建設コストが低い(小型のものを除く)
  • 他の再生可能エネルギーと比較してランニングコストが低い

 建設費とランニングコストについては、参考として、固定価格買取制度の調達価格算定委員会が2012年度の調達価格の算定に用いた建設費と運転維持費を下の表に掲載します。

電源 区分 建設費 運転維持費
太陽光 10kW以上 32.5万円/kW 10千円/kW
10kW未満 46.6万円/kW 4.7千円/kW
風力 20kW以上 30万円/kW 6.0千円/kW
20kW未満 125万円/kW -
中小水力 1,000kW以上30,000kW未満 85万円/kW 9.5千円/kW
200kW以上1,000kW未満 80万円/kW 69千円/kW
200kW未満 100万円/kW 75千円/kW
バイオマス メタン発酵ガス化バイオマス 392万円/kW 184千円/kW
未利用木材 41万円/kW 27千円/kW
一般木材(含パーム椰子殻) 41万円/kW 27千円/kW
廃棄物系(木質以外)バイオマス 31万円/kW 22千円/kW
リサイクル木材 35万円/kW 27千円/kW
地熱 1.5万kW以上 79万円/kW 33千円/kW
1.5万kW未満 123万円/kW 48千円/kW

風力発電のデメリット

 風力発電のデメリットには以下のようなものがあります。

  • 発電量が自然環境に左右されるため設備利用率が低い
  • 低周波騒音による健康被害が発生する可能性がある
  • 風車に鳥が衝突するバードストライクなどの自然環境への影響が発生する可能性がある
  • 送電網の整備されていない地域に設置される場合には、新たに送電網を整備する必要がある
  • 景観に悪影響を与える場合がある

 風力発電は上に記載したようにメリットの多い再生可能エネルギーなので、普及を促進するためにも、今後これらのデメリットを技術的・政策的に解決していく必要があります。

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