アモルファスシリコン太陽電池の出力特性

 アモルファスシリコン太陽電池は、結晶系シリコン太陽電池と出力特性について比べたとき、以下の様な特徴を持っています。

アモルファスシリコン太陽電池
画像提供:パナソニック㈱

温度上昇時の出力低下が小さい

 下のグラフは結晶系シリコン太陽電池とアモルファスシリコン太陽電池について、太陽電池の温度が25℃の時の最大出力を100%として、同一放射照度下での各温度における最大出力の値をプロットしたものです。

 グラフからわかる通り、アモルファスシリコン太陽電池では、結晶系シリコン太陽電池よりも温度上昇による出力の低下が小さく、モジュール温度が1℃上昇した際の相対的な出力の低下率は約0.25%程度にとどまります。

 夏場の直射日光の下では太陽電池の表面温度が70℃以上に達することもありますが、この70℃での出力低下は結晶系シリコンでは約20%になるのに対し、アモルファスシリコン太陽電池では約11%にとどまります。

温度vs最大出力(アモルファス)

初期劣化の発生

 アモルファスシリコン太陽電池のページに記載したような、水素結合が切れることによる10%程度の初期劣化が発生します。

アニール効果の発生

 太陽電池モジュールが高温になった際に切れた水素結合が回復し発電効率が上昇するアニール効果が発生します。

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