IEA、全世界の太陽光発電設備容量が2018年には2011年比で約4.5倍になると予測
国際エネルギー機関(以下、IEA)は、再生可能エネルギーについて2018年までの全世界の発電量や発電コストの予測を発表しました。
この予測によれば、再生可能エネルギーの設備容量は2018年には全世界で2351GWに達し、2011年の1465GWと比べて約1.6倍に拡大します。
なお、この予測に含まれる再生可能エネルギーの種類は以下の通りです。
- 水力(Hydropower)
- バイオマス(Bioenergy)
- 陸上風力(Wind – Onshore)
- 洋上風量(Wind – Offshore)
- 太陽光(Solar PV)
- 太陽熱(Solar CSP)
- 地熱(Geothermal)
- 海洋(Ocean)
また、再生可能エネルギーによる発電量は2018年には6851TWhになり、2011年の4492TWhと比較して約1.5倍に達すると予測されています。
この発電量の増加により火力発電や原子力発電を含む全発電量のうち、再生可能エネルギーが占める割合は2011年の20.2%から、2018年には25%に達する予測になっています。
太陽光発電は大幅増加
太陽光発電に注目すると、設備容量は2011年の69GWから2018年には308GWへと約4.5倍の増加が予測されています。
この間の増加量である239GWは、同期間の全再生エネルギーの増加量886GWの約27%を占め、太陽光発電が今後5年間も再生可能エネルギーの中で大きな役割を担うであろうことが見て取れます。
なお、発電量についてもIEAでは2011年の62TWhから2018年には368TWhと約5.9倍へと大幅に増加すると予測しています。
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