旭硝子、テネシー州のソーラー用カバーガラス生産工場を閉鎖し生産能力を3割以上削減
旭硝子株式会社は、ソーラー用カバーガラスの収益性改善を図るため、AGCガラス・ノースアメリカ キングスポート工場(米国テネシー州)の閉鎖し、同社の太陽電池用カバーガラスの生産能力を3割以上削減すると発表しました。
太陽電池用カバーガラス市場は、太陽電池モジュール市場成長の鈍化や中国ガラスメーカーの台頭により競争が激化しており、供給過多の状況が続いています。
このような環境の中、旭硝子では市場環境に併せた生産体制の見直しを行っており、その一環としてソーラー用カバーガラスのガラス素板生産および加工を行う専用工場であるキングスポート工場を11月に閉鎖することを決定しました。
同社はカンザス州のスプリングヒル工場において、薄膜太陽電池用ガラス基板や太陽熱発電用ミラーのガラス素板の生産を行っていますが、これらのソーラー関連製品については、今後も米国内での生産を継続いていくとのことです。