JX日鉱日石エネルギー、太陽電池用シリコンウエハー事業からの撤退を決定

 JX日鉱日石エネルギーは、連結子会社であるスペースエナジーが展開する太陽電池用シリコンウエハー事業からの撤退を決定したと発表しました。

 太陽電池市場は、日本国内では固定価格買取制度が施行などの影響で需要が増加していますが、世界規模でみると欧州では債務危機の深刻化等により需要が伸び悩み、中国メーカー等の設備増強により供給が増え大幅な供給過剰状態にあります。

 このような環境の中、太陽電池用のシリコンウエハーについても世界的な供給過剰解消の目途が立たない状態となっていることから、スペースエナジーの採算も著しく悪化しており、JX日鉱日石エネルギーは同事業の継続が困難であると判断したとのことです。

 今後は、2012年12月(予定)でシリコンウエハーの製造を終了し、撤退に関する具体的なスキームを検討していく予定です。

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