シャープ、シースルー太陽電池モジュールを発売
シャープは、発電と採光を両立でき、建築用ガラスとして活用できるシースルー太陽電池モジュール<NA-B095AA>を発売すると発表しました。
現在、太陽光発電システムは屋根への設置が一般的だが、このシースルー太陽電池モジュールは窓ガラスやベランダの手すりなどに設置できることから、建材として提案していくとのことです。
今回発売されるシースルー太陽電池は、屋根などに設置する一般的な太陽電池モジュールで採用されている金属フレームを無くし、合わせガラス構造を採用することで、一般的なガラス建材と同様にサッシや手すりの枠などに納めることができる構造となっています。
セルに細かなスリットを施したことで、発電しながら適度に光を室内に採り込めるようになっている為、熱を遮ることもできる省エネガラスとして、窓や手すり、カーテンウォール、ひさしなど様々な場所に設置できるようになっています。
デザインは黒を基調としたスタイリッシュな外観で、建物と美しく調和し、建物内外から見える場所に設置するので、環境対策への取り組みのアピールにも効果を発揮します。
今後シャープでは、住宅用や産業用の太陽光発電システムに加え、建材と一体化して活用できるシースルー太陽電池モジュールをラインナップ化し、更なる普及拡大を計っていく予定としているとのことです。