ソーラーフロンティア、CZTS太陽電池の変換効率で世界記録の11.1%を達成
ソーラーフロンティア株式会社は、IBMコーポレーション、東京応化工業株式会社、DelSolar社とのCZTS太陽電池に関する共同研究においてエネルギー変換効率が、この時点での世界最高記録となる11.1%に達したと発表しました。
CZTS太陽電池は銅、亜鉛、スズ、硫黄、セレン(Copper, Zinc, Tin, Sulfer, Selenium)を主成分としてつくられており、レアメタルを使用せず入手が容易かつ安価な原材料を用いています。また、CZTS太陽電池はコスト競争力に優れ、量産化にも適しているため、将来性のある技術といえます。
ソーラーフロンティアは、銅・インジウム・セレン・ガリウム・硫黄(Copper, Indium, Selenium, Gallium, Sulfer)を主成分としたCIS薄膜系太陽電池において、先に薄膜系として世界最高となる17.8%のエネルギー変換効率を達成しています。
ソーラーフロンティアは、今後も主力商品であるCIS薄膜太陽電池の更なる技術向上を目指していくとともに、IBMなどとの共同研究を通じて、高い将来性を備えるCZTS技術の研究にも取り組んでいくとのことです。