米国および中国の太陽光発電は、2017年までにグリッドパリティに達する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Grid Parity for Wind and Solar Power – Future Outlook and Impact Analysis (世界の風力/太陽光発電(PV)市場のグリッドパリティ:将来見通しと影響分析)」の販売を開始したと発表しました。
同報告書の概要は以下の通りとなっています。
- 太陽光発電などクリーンエネルギー源による発電コストは、従来型エネルギー源による発電コストに近づきつつあり、再生可能エネルギー部門の成長が促進されている。
- 米国では太陽光発電技術が、2014年にいくつかのPVプロジェクトにおいて、グリッドパリティに到達すると予想されており、さらに2017年までに、米国のほとんどの地域で、太陽光発電はグリッドパリティに達する見通しとなっている。
- 中国でも同様の発展が見込まれ、2015年-2016年までに、ほとんどの地域で、太陽光発電はグリッドパリティに到達すると予想されている。
- 太陽光発電は、主要な再生可能エネルギー源で、世界全体の再生可能エネルギー容量の約14%を占め、また、太陽光発電は、世界で最も急成長する再生可能エネルギー源であり、過去5年間に、年平均成長率(CAGR)56.4%で拡大した。
- 特に、2010年および2011年において、太陽光発電の世界市場は大きく成長を遂げており、2008年から2009年の2年間における太陽光発電の設備容量は14.8ギガワット(GW)であったが、2010年から2011年にわたる設備容量は44.3 GWに拡大した。
- 現在、欧州が最大の太陽光発電市場だが、いずれインド、中国といった新興国にその市場シェアが奪われると予想されている。
同報告書では、世界の風力/太陽光発電(PV)市場について分析し、主要国(米国、ドイツ、イタリア、英国、中国、インド)におけるグリッドパリティの見通しなどについても情報を提供しているとのことです。